ロッテ問題、深まるばかり
しばらく前にも韓国ロッテについてブログを書きましたが、その後の様子です。
現在の状況は創業者である父・重光武雄氏と兄・重光宏之氏、弟・重光昭夫氏と経営陣にわかれて火花を散らしている状況です。
弟・重光昭夫氏率いる韓国ロッテの裏金疑惑が発覚した後、弟・重光昭夫氏の戦略により現経営陣のひとりでロッテホールディングスの佃孝之氏に創業者である父・重光武雄氏があれやこれやと吹き込まれ、あっさりと兄・重光宏之氏を理由非公開のままロッテの関係各社の役職から引きずり下ろしました。しかし、あれやこれやと吹き込まれた話は嘘八百だったとかそうじゃないとか…。
兄・重光宏之氏が役職を解任された後、弟・重光昭夫氏がロッテホールディングスの代表取締役に就任。
しかしその後、弟・重光昭夫氏と佃孝之氏の戦略に気がついた父・重光武雄氏と兄・重光宏之氏は大激怒。兄・重光宏之氏が役職を失った後、今度は創業者である父・重光武雄氏も各子会社の取締役を退任させられました。(任期満了と言われていますが、実際の所は「させられた」が正しいようです。)
現在の役職は父・重光武雄氏が代表権のない名誉会長。兄・重光宏之氏はなし。弟・重光昭夫氏はロッテホールディングス副会長、韓国ロッテグループ会長、プロ野球球団千葉ロッテマリーンズオーナー代行、大韓スキー協会会長に就任。なお、日本のロッテは弟・重光昭夫氏と手を組んだ佃孝之氏が社長の座についています。
韓国国内ではこの問題はかなり騒がれているようですが、日本国内ではそれほど話題になっていませんね。ロッテは日本国内で超有名なお菓子メーカーのはずなのに不思議です。日本のロッテホールディングスの社長が弟・重光昭夫氏寄りの佃孝之氏だからでしょうか。
ちなみに他にも日本国内で問題にならない理由のひとつではと言われているのが日本国内で上場していない点です。
韓国では上場していますが日本国内で上場していないため、株価などを理由にした話題にも登らないのです。日本で上場していないのはロッテホールディングスの総売上の殆どを韓国ロッテが占めているのが理由でしょう。
しかし、ロッテ系列をまとめているロッテホールディングスは日本企業です。それなのに上場しないのはなぜなのだろう…というのが個人的意見です。上場すればうまくいくと思いませんか?それとも他に理由があるのでしょうか。謎は深まるばかりです。